台湾の中秋節は面白い!日本とこんなにも違う過ごし方

台湾行事

中秋節快樂!

そんな声が街中から聞こえるこの季節。旧暦の8月15日は中秋節です。2024年は9月17日が中秋節です。

日本では月を見ながらお団子、ススキ。台湾ではまた違った過ごし方をするのでご紹介します。

日本とは違う台湾焼肉

台湾では、中秋節に焼肉をします。この季節になると玄関先で七輪を出して焼肉を食べる家族が多く見られます。市場には味付けされたお肉が沢山売られ、売り場が大行列なんてことも。

私がおすすめなのはこちらのお店。東菜市にある豚肉屋さん 京發肉舖さん。老闆が親切でお肉も新鮮。ここの味付き肉は何を購入しても間違いないおいしさです。

台湾焼肉は調味された肉を焼いて、食パンに挟んで食べるんです。台湾に来て初めての焼肉の時は、え?白米は?と驚きましたが、今となれば当たり前のように食パンを用意しています。食パンに焼いた肉と野菜をサンドしたり、甘い台湾マヨネーズをかけたりして食べるのが台湾の焼肉の食べ方です。

その他にも黑輪片という魚のすり身で作ったさつま揚げの様なものを焼いたり、マコモダケを焼いたり、夫の地元の台南では蝦や牡蠣も焼いたり、かなり豪華な焼肉です。

ニンニクやえのきだけをホイル焼きにするのは日本と同じかも!

これは台南な一部だけかも?エビをビールで煮て食べたりもするんですよ。

中々台湾焼肉を試せる場所がないかもしれませんが、機会があれば是非試してみてくださいね。

中秋節の贈り物といえば。。。

中秋節にお世話になった人達に贈り物をする習慣があります。

よく送るものは

  • 月餅
  • 鳳梨酥パイナップルケーキ
  • 柚子

以前は月餅を送るのが主流でしたが、今はパイナップルケーキやクッキーの詰め合わせ、ドライフルーツ など若い世代にも喜ばれるものが多いんだとか。日本で生活する私たちにも台湾の新鮮からクッキーの詰め合わせが到着しました。

台湾ではパイナップルは縁起がいい物とされていて、贈り物にもおすすめです。パイナップルは台湾語で「オンライ」と言われ、福を招く、いい事が沢山やってくるという意味で使う「旺來」と発音が似ているので縁起物になっているそうですよ。

夫のいとこが作っているパイナップルケーキ。

中は冬瓜が混ざっているものと、パイナップルだけのものがあり、私のおすすめはパイナップルのみの餡。バター生地に甘酸っぱいパイナップルが合ってかなり好吃です。

そして、この季節になると出回る柚子(youzi)

 これは柚子の発音が子供の安泰を意味する「佑子」の発音と同じで、子宝に恵まれる「有子」の発音に似ていて、縁起担ぎの意味があると言われているからなんだそうです。

道端や八百屋さんで売られています。中身は白い物とピンクの物。麻豆柚子という柚子が有名で、酸味が少なく甘くいので、焼肉の後にピッタリですよ。柚子の皮は小さい子の頭に被せるのが台湾では良くある光景です。台湾では「柚子帽」といいます。

中秋節を過ぎると、柚子の皮が道端に落ちてます。これはゴミではなくて、漢方や薬膳に使うそうですよ。

夜は花火で大盛り上がり

中秋節の夜は花火をします。友達や家族で集まって、焼肉の後の花火が定番です。

台南の夏はとにかく暑い。やっとこの季節になると朝夕は気持ち涼しくなります。

以上台湾の中秋節の過ごし方でした。

台湾にはお正月か清明節以外にも中秋節の様な家族を思い合う日が沢山あり素敵だな、と思います。我が家も今年は日本で焼肉を食べて、パイナップルケーキを食べてお月見しようと思います。

この季節は台湾では焼肉屋さんは中々入れないかも💦

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